10son’s diary

不動産コンサルタント 兼 不動産投資家として活動中。 戸建2戸と区分マンション1戸を保有しています。不動産投資のノウハウなど体験談を踏まえてお届けしています。

DIY賃貸は空室対策として有効!?

日本の人口減少に伴い、賃貸経営においては、今後益々空室対策が必要になってきます。需要と供給のバランスにより一部のエリアを除き、賃料下落も予想されます。

そんな中、リフォーム費用を掛け、空室対策をすることが王道の選択肢となっておりますが、敢えてリフォームをせず、「DIY賃貸」として貸し出してみてはいかがでしょうか?

 

そこで、今回は「DIY賃貸」のメリット・デメリットをご紹介します。

 

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そもそもDIY賃貸とは?

入居者の意向を反映して住宅の改修を行うことができる賃貸借契約物件のことです。

 

DIY賃貸のメリット

・リフォーム費用を抑えられる

・退去後に物件の付加価値が見込める

・借主の好みに合わせたリフォームが可能なため、長期入居が見込める

 

DIY賃貸のデメリット

・基本的には修繕しない状態で貸すので、内見時の印象が悪い

・工事内容や原状回復の範囲などを明確にしないとトラブルに繋がる

・契約手続きが面倒

・DIY賃貸にすることで、ターゲット層が限定されてしまう

 

 DIY賃貸の注意点

デメリットでも紹介しましたが、工事内容や原状回復の範囲について、オーナー側と入居者側とで明確なルールを賃貸借契約書に明記することが大切です。

DIY賃貸はまだまだ供給数が少ないので、他の物件との差別化ができますが、そもそも賃貸ニーズがあるエリアなのかという点には注意が必要です。

 

まとめ

実際にDIY賃貸の募集や管理を経験しておりますが、今のところ大きなトラブルはありません。オーナー側としては、原状回復費用が掛からないため、その分、安く貸し出すこともでき、客付けには有利なケースも多いです。

特に築古物件など修繕費にお悩みにオーナーさんにはおすすめの空室対策です。