バビロン大富豪の教え
約100年もの間、世界中で読み継がれている有名な著書「バビロン大富豪の教え」をご紹介したいと思います。
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この本を読んで思うことは、お金に関する考え方や原理原則は昔も今も変わらないということです。
この本では、元々貧乏だった主人公の少年(バンシル)が大富豪(アルカド)に教えを請い、様々な試練を乗り越えて大富豪へと繋がっていくという物語です。
そもそもお金持ちの定義とは?
「お金をたくさん持っている人」ではなく、「お金の増やし方を知っている者」
そして、「黄金に愛される七つの道具」つまり、「お金持ちになるための7つの格言」が以下の内容です。
黄金に愛される七つの道具
①収入の10分の1を貯蓄せよ
②欲望に優先順位をつけよ
③貯えた金に働かせよ
④危険や点滴から金を堅守せよ
⑤より良きところに住め
⑥今日から未来の生活に備えよ
⑦自分こそを最大の資本にせよ
それでは、自分なりの解釈も含まれますが、順番に解説していきます。
①と②は「貯める力」のお話
まずは、支出を見直し「貯める力」を鍛えることが大切です。
人の欲望には限りがありませんので、上限を決めてその範囲内で生活するようにしましょう。先取貯金がオススメです。
③は「増やす力」のお話
①と②によって、種銭ができれば、そのお金を使って更なるお金を生み出していきます。つまり、お金持ちになるためには、投資する(資産を買う)ことが必要です。
④は「守る力」のお話
せっかく貯えた資産も詐欺やぼったくりによって失ってしまってはお金持ちにはなれません。特に自分が理解していない投資商品やビジネスに手を出すことはやめましょう。
⑤は「使う力」のお話
豊かな人生を送るために住環境は大切ですね。
ここでいう良い住居とは、豪華ということではなく、家族の幸せや職場までの距離、安全性といった心の豊かさを意味しています。
⑥は「計画」のお話
「お金持ち」や「幸福な人生」へと繋がる計画を立て、行動に移していくが大切です。
将来をイメージすることでモチベーションにも繋がります。
⑦は「稼ぐ力」のお話
お金持ちの定義である「お金の増やし方を知っている者」こそ最大の資本です。
自分自身の知識やノウハウには大きな価値があります。
前回ご紹介した「お金の大学」に通づるものがありますね。
因みにあっちゃんのYouTube大学でも「バビロン大富豪の教え」をわかりやすく解説していますので、興味のある方は是非見てみてください。
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おわりに
「お金」と「幸せ」についての原理原則は昔も今も変わらないように感じます。
「お金」=「幸せ」ではありませんが、「幸せ」にはある程度の「お金」が不可欠なのも事実です。お金によって心にも余裕ができますし、自分にとって本当に大切なものにお金を使うことで、人生が豊かにもなります。
「幸せとは何なのか?」改めて考えさせられる1冊ですね。