10son’s diary

不動産コンサルタント 兼 不動産投資家として活動中。 戸建2戸と区分マンション1戸を保有しています。不動産投資のノウハウなど体験談を踏まえてお届けしています。

外壁塗装の重要性

建物は時間の経過とともに劣化していきますので、定期的にメンテナンスをしていかなくてはいけません。今回はメンテナンスの中でも特に重要な『外壁塗装』の役割について解説したいと思います。

 

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外壁塗装のメリット①

建物の耐久性が高まり、寿命を延ばす

建物は常に自然の驚異にさらされています。雨や雪、強い日差しなど劣化を促進させる原因は様々です。外壁塗装が切れると雨水が侵入し、雨漏りの原因にもなります。外壁塗装をすることによって、水の浸透や隙間への侵入を食い止めることができるようになります。

 

外壁塗装のメリット②

防水性・透湿性を高めて、カビやシロアリなどの被害を防ぐ

外壁塗装をして外からの水分の侵入を食い止めることによって、建物の耐久性を高め寿命を延ばせますが、外壁塗装による水分対策には、もう1つ別のメリットもあります。それはカビ対策やシロアリ対策になることです。特に木造の場合は、雨水が浸透すると湿気で木材が腐り、シロアリが発生しやすくなります。外壁塗装をすることで、壁材から水分をシャットアウトすることができます。これは、壁材の腐食を防ぐことに役立つと同時に、カビやシロアリが好む水分の多い環境を作らない効果も期待できます。


外壁塗装のメリット③

建物の美観が新しく生まれ変わる

外壁を新しく塗り直すことで、建物が新しく綺麗に生まれ変わります。収益物件の場合、入居付けにも有利になりますし、場合によっては家賃アップも見込めます。売却の際は、購入者からみた印象も良くなりますので、その分高額で売れることも想定できます。つまり、外壁塗装によって建物価値を上昇させることができます。


外壁塗装のデメリット

ここまでは外壁塗装のメリットについてお伝えしましたが、反対にデメリットについて気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

外壁塗装のデメリットですが・・・実はほとんど無いに等しいです。

あえて挙げるのであれば、外壁塗装を行う事に費用が掛かるという事です。

但し、外壁塗装の際に注意点がありますので、そちらについて解説します。  

 


外壁塗装の際の注意点

複数の塗装業者を比較・検討し、最も信頼できるところに依頼する

優良業者をさがすためには、いくつかの業者から見積もりをとって比較・検討することが重要です。また、その際には「一番金額が安かった」といった理由だけで決めてしまうことがないように注意しましょう。信頼できる業者かどうかをしっかり吟味しなければ、不具合が発生したり、十分なサービスを受けられないなどといった問題が起こる可能性があります。塗装工事で失敗しないために、様々な視点から業者を比較検討して、最も信頼できる業者に依頼しましょう。

 

信頼できる業者かどうかを見極めるポイント

・建物の診断が丁寧に行われているか

・見積書が詳細かつ分かりやすい内容になっているか(塗装の種類ぴゃ施工仕様まで明記されているか)

・契約書の内容は公正か

・建設業許可を取っている業者かどうか

・定期点検などのアフターフォローが充実しているか

・保証制度がしっかりしている業者かどうか 

 

 塗装ランクと耐用年数

補足になりますが、塗装の種類にもランクがあり、耐用年数が異なりますので、目的やコストとのバランスを考えて選定していく必要があります。

因みに塗装ランクは以下の通りです。

 

フッ素(15~20年) > シリコン(10~15年) > ウレタン(5~10年) > アクリル(3~5年)

 

まとめ

建物は年数とともに劣化していきます。定期的にメンテナンスすることで建物の寿命を延ばすことがきますし、結果的に突発的な修繕費なども抑えることもできます。設備や外壁塗装などもある程度耐用年数が決まっていますので、事前に資金を準備しておき、計画的に修繕を行うことをおすすめします。