『FIRE』という生き方
近年、「FIRE」という生き方が注目されていますが、その第一人者であるクリスティーン・シェンさん著書の「FIRE~最強の早期リタイア術~」を基に人生論についてご紹介したいと思います。
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そもそも「FIRE」とは?
「Financial Independence Retire Early」の略で、日本語にすると「経済的自立による早期退職」となります。
著書でも書かれていますが、「FI=経済的自立」を達成することで、選択の幅が広がります。この本の著者:クリスティーン・シェンさんは「FI=経済的自立」によって、本を書きたいという夢を実現できました。ここでお伝えしたいのは、必ずしも、「本当にやりたいこと=お金を稼げること」ではないということです。本当に自分がやりたいことがあるのに、生活するために今の労働から抜け出せないでいる方には、この本は考え方や行動が変わるヒントになるかもしれません。
FIREを実現するための条件とは?
「FI=経済的自立」を実現するためには、「収入・支出・投資」のバランスが重要です。
因みにこの本では、FIREできる人の特徴について、3つのタイプに分類されています。
①ハスラー
ハスラーの特徴は稼ぐ力が優れています。
ハスラーには起業家が多いです。近年は、サラリーマンでも、副業などで稼ぐ力を伸ばし、ハスラーになる方も増えています。
<著名なハスラー>
・ティム・フェリス
②投資家
投資家はお金から更なるお金を生み出す専門家です。
但し、投資で大きなリターンを出そうとすると、ある程度まとまった資金が必要になります。
<著名な投資家>
・ジョン・ボーグル
③オプティマイザー
オプティマイザーは執拗に支出を抑えて財産を築く人です。
普通の仕事をして、そこそこの給与を稼ぎ、ほとんどの部分で一般的な生活を送っています。実はこの本の著者:クリスティーン・シェンさんもこのオプティマイザーに当てはまります。
<著名なオプティマイザー>
・クリスティーン・シェン(著者)
・ピート・アデニー
・JL・コリンズ
お金持ちになるカギは自分に最も合ったやり方を選ぶこと
ハスラー・投資家・オプティマイザーと代表的な3つのタイプをご紹介しましたが、成功している方の共通点は、最終的には自分に合ったやり方を採用していることです。
著書でも書かれていますが、再現性が高いのは、オプティマイザーです。
まとめ
完全なリタイアまでいかなくても、「FI=経済的自立」に近づくことで、選択の幅が広がります。それはつまり職場の嫌な人間関係やお金のためだけの労働から解放されることを意味します。自分の本当にやりたいことや大切な人との時間を確保するためにも、『FIRE』という生き方には夢がありますね。
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