意外と見落としがち!マンションの住み心地は「管理形態」で大きく変わる
住宅の種類には、アパート・マンション・戸建に分類されますが、アパートやマンションが戸建と大きくことなるのは、共用部分が存在することです。
近年では、共用部分の管理については、所有者が自ら行うケースは少なく、専門の管理会社へ委託して行うケースがほとんどです。
中でも一定規模以上のマンション(主に分譲マンション)については、管理会社が管理人へ一部の管理業務を委託しています。
管理人が行う業務としては、以下のようなものがあります。
・共用部の巡回清掃
・ゴミの分別
・共用部設備メンテナンスの立会い
・マンション住人の対応(届け出関係やお困りごとなど)
マンションの管理形態は主に4つに分類されます
①常駐管理
②日勤管理
③巡回管理
④無人管理
①常駐管理
常駐管理とは、マンションに住み込みの管理人がいる管理形態です。原則的には、日中の勤務時間での対応となりますが、緊急時などは、夜間のトラブルにも対応してくれます。また、高級マンションでは、管理人のほか警備員やコンシェルジュ(フロントでの受付)が常駐しているケースもあります。
常駐管理では管理人の人件費と住み込み用の住戸を確保する必要があるため、その分管理費や家賃が高額になりがちですが、戸数が多ければ1戸あたりの費用負担が抑えられるので、比較的大規模なマンションで採用されることが多いです。
②日勤管理
日勤管理とは、管理人が毎日通勤する管理形態のことです。勤務時間は日中(9:00~17:00など)が一般的で、土日祝日が休みのことが多いです。そのため、休日や夜間の緊急トラブルにはすぐに対応できませんが、常駐管理に比べるとコストが安く、管理費や家賃への反映が抑えられるため、多くのマンションで採用されています。
③巡回管理
巡回管理とは、毎週2〜3日ほど曜日や時間を決めて、定期的に管理人が巡回する形態のことです。比較的小規模なマンションで多くみられます。朝から夕方までの終日勤務のほか、午前のみ・午後のみなど、さまざまな形態がありますが、いずれの場合も勤務時間以外の緊急トラブルには対応できません。もしもの時に備え、管理人がいつ出勤するのかを確認しておくと安心です。
管理人の不在時間が短い分、日勤管理よりもさらにコストが抑えられます。
④無人管理
まとめ
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